飲食店の閉店費用はいくら?
2026年最新の相場と費用を抑える方法
飲食店の閉店を考えたとき、多くのオーナー様が驚かれるのが「閉店にかかる費用の大きさ」です。
本記事では、飲食店を閉める際に発生する費用の内訳と2026年最新の相場、そして費用を大幅に抑える方法について解説します。
飲食店の閉店にかかる3つの費用
飲食店を閉める際、主に以下の3つの費用が発生します。
1. 原状回復工事費
賃貸借契約では、退去時に物件をスケルトン(何もない状態)に戻して返すことが求められるケースが一般的です。飲食店は厨房設備やダクト、防水処理など特殊な設備が多いため、工事費が高額になります。
| 業態 | 坪単価の目安 | 15坪の場合 |
|---|---|---|
| 軽飲食(カフェなど) | 5〜10万円 | 75〜150万円 |
| 一般的な飲食店 | 10〜20万円 | 150〜300万円 |
| 重飲食(焼肉・ラーメンなど) | 15〜50万円 | 225〜750万円 |
2025〜2026年は建設資材・人件費の高騰により、原状回復費用が上昇傾向にあります。以前は「坪8〜10万円」が一般的でしたが、現在は坪10〜20万円が標準的な水準です。
2. 解約予告期間の賃料
飲食店の賃貸借契約では、解約の3〜6ヶ月前に告知する義務があるのが一般的です。解約を申し出てから実際に退去するまでの期間も、賃料を支払い続ける必要があります。
家賃25万円の物件の場合、解約予告期間が6ヶ月なら150万円が必要です。
3. 保証金の償却
入居時に預けた保証金(敷金)は、退去時に一部が「償却」として差し引かれます。契約によっては保証金の20〜40%が返ってこないケースもあります。
合計するといくらかかる?
15坪・家賃25万円の一般的な飲食店の場合を試算してみます。
| 費用項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 原状回復工事費(坪15万として) | 225万円 |
| 解約予告期間の賃料(6ヶ月) | 150万円 |
| 保証金の償却 | 50〜100万円 |
合計
つまり、飲食店を「普通に閉める」だけで、数百万円の費用が発生します。これは多くのオーナー様にとって大きな負担です。
閉店費用を大幅に抑える方法:居抜き売却
こうした閉店費用を大幅に削減する方法があります。それが「居抜き売却」です。
居抜き売却とは?
店舗の内装・厨房設備・什器などを、そのままの状態で次の出店者に売却する方法です。
居抜き売却のメリットは3つあります。
- 原状回復工事が不要になる — 内装をそのまま引き渡すため、解体工事費がかかりません。
- 解約期間中の賃料負担を軽減できる — 買い手が早く見つかれば、空家賃の期間を短縮できます。
- 造作譲渡金として収入を得られる — 設備や内装に価値があれば、売却代金を受け取ることができます。
閉めるだけでマイナス300〜500万円 →
居抜きで売れる店舗の特徴
すべての店舗が同じ条件で売れるわけではありません。以下のような店舗は、居抜きでの売却がしやすい傾向にあります。
- 人気エリア・繁華街の物件 — 出店希望者が多いエリアほど買い手が見つかりやすい
- 1階路面の物件 — 視認性が高く、飲食店として集客しやすい
- 厨房設備が充実している物件 — 次の出店者が初期投資を抑えられる
- 賃料が相場に見合っている物件 — 賃料が高すぎると次の借り手が見つかりにくい
「まだ閉店を決めていないけど、いくらで売れるか知りたい」というご相談も歓迎です。情報を知った上で判断することで、最適なタイミングでの売却が可能になります。
まとめ
- 飲食店の閉店費用は300〜500万円が目安(2026年現在)
- 原状回復費用は建設資材の高騰で上昇傾向
- 居抜き売却を活用すれば、閉店費用を大幅に抑えられる
- 条件によっては造作譲渡金として収入を得ることも可能
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